設定に関しての解説2


続きです

婚姻

 兄弟姉妹間での結婚は多いです。中でも書きましたように、一族の結びつきを強くし、更に権力、財産を分散させないためです。ギリシャ神話内では同母でも関係無しですが(神話は大体1組の親から生まれてるので、仕方ないと言えばその通り)、流石に同母はマズイと思う所が多いようですが。生物学的には異母も異父も同じなんですけどね。そういう意味では、やはり親父は存在感無かったのでしょう。
 エジプト辺りでは、女性は王になれない(事になっていた)のですが、王位継承権を持っているのは女性でした。つまり、王子様でも王女様と結婚して初めて、王様になれたんですね。一番有名なクレオパトラも弟と戸籍上は結婚してました。ただし、エジプトでは同母の兄弟姉妹と性交に及んだ場合は死刑。日本も昔は兄弟姉妹の結婚は普通でしたが、同じく同母では位を剥奪、追放された皇子があった筈。
 近親相姦というのは貴族趣味だと言った人もあるようです。まあ、それだけ自分の血筋を愛しているという意味でしょう。
 それはともかく、勿論、庶民はそんな事考えるまでもありませんから、恋愛結婚をしてます。逆に庶民以外は恋愛結婚というのは稀です。いわゆる政略結婚の事です。
 よく某水戸○門や大岡○前などのドラマでは当然の様に武士が恋愛結婚をしていますが、ありえません。武家の娘は恋愛をしません(というかそれは街中を裸で歩く位恥ずかしい事だとされていました)。じゃあ、どこで恋愛をするかと言えば、遊郭です。無茶無茶恋と結婚は別だったんですって。まあ、江戸屋敷にいて、領地なんか見た事無い筈の奥方や子供が平気で地元にいる位ですから、面白ければ別にいいんでしょうけど。うちもそうだから。はっはっは。

名前

 エルガナエ・ヘファイストス・ケルミスと来た場合、エルガナエは字(あざな)だと思ってください。真ん中のヘファイストスは所謂ところのファーストネームで、最後がファミリーネームです。
 字と言うのは、一定以上の敬意を持って呼ぶ時の名前です。大抵部下であっても、字で呼びます。でも正確には字と違うものなので、目上の人を呼ぶときに使う名前だと思っといて下さい。


設定

 有体に言いまして、「外伝〜」「〜火」は古代ギリシャの話でございます。自分ではSFだと思っていたのですが、某所で「ファンタジー小説」と言われました。そういやそうかも。
 なので、アテナだのヘファイストスだのは、エイリアンでございます。どうして同じホモサピエンスっぽくなっているのかは、ひ・み・つ♥
 アテナの脱出用ポッドが開いたのはカッパドキア辺り。月空洞説とか。振動宇宙モデルとか。そういうのが、妄想のネタになってはいるかと思われます。
 時間の経過は逆さまです。
 「滅びし〜」→「〜火」→「外伝〜」となっています。順番通りに書かないのは、作者の性格の歪んでいるせいでしょう。


寿命

 アテナ達が概ね不老不死になっているのは、アテナ達の地元の星から、とんでもねー程の距離をワープっぽい方法で飛んできた事による副作用です。
 ですので、「滅びし〜」では、通常地球上で考えられるのと同じ寿命、成長、老化を経ます。
 エリクトニオス君は、地球についてから受精、卵割を開始していますので、普通の地球人と変わりません。
 では、ティターンは何で寿命が長いのか?これは現在不明です。才能のせい?(我ながら訳わかんないな)若しかしたら、彼らもエイリアンだったのかも。


パラスとメティス

「滅びし〜」ではパラスは皇帝、メティスは法皇になります。ですが、同等の権力、権威を持っていると思って下さい。


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